カンタス航空、超長距離路線用機材の機内仕様を公開 エコノミーとプレエコ

カンタス航空は、シドニーとニューヨーク、ロンドンを結ぶ超長距離便用機材となる、エアバスA350-1000ULR型機の機内仕様を公開した。

2月にはファーストクラスとビジネスクラスを公開しており、今回はウェルビーイングゾーン、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスを含めた残る部分を公開した。

プレミアムエコノミークラスは40席、エコノミークラスは140席を備え、カンタス航空の保有機材で最も広いシートピッチ、人間工学に基づいたレッグレストとフットレスト、個人用収納スペースなどを設けている。高速USB-C電源を設置し、プレミアムシートではワイヤレス充電も利用できる。高速無料Wi-FiやBluetooth接続も利用できる。

ウェルビーイングゾーンでは、ストレッチやスナックなど、座席から離れた時間を過ごすことができる。座席はあらゆる要素を再設計し、人間工学に基づいたデザインとしつつ、機内全体を明るく落ち着いた雰囲気とした。

最大22時間を直行便で結ぶ「プロジェクト・サンライズ」では、途中寄港する場合と比較して、所要時間が3時間以上短縮できるとしている。超長距離路線仕様のエアバスA350-1000ULR型機には、4クラス238席を備える。

カンタス航空とシドニー大学チャールズ・パーキンスセンターによる研究では、機内での旅行体験の再構築により、時差ボケの影響を軽減できるとの結果を示した。照明や睡眠スケジュール、食事時間、唐辛子やチョコレートなどの特定の食材が、旅行者の健康状態の向上に寄与するとした。

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