名鉄、旅客運賃を改定へ 特別車両料金も

ミュースカイ

名古屋鉄道は、旅客運賃の改定を5月26日、国土交通省に申請した。

消費税率の変更にともなう運賃改定を除くと、1995年以来の引き上げとなる。新型コロナウイルスに伴うテレワークなどの定着などによる通勤利用者の減少や、電力料金や資材価格の高騰による経費増加の懸念などから、運賃の引き上げを決めた。

改定率は普通運賃が10.5%、通勤定期が11.6%。通学定期は据え置く。普通運賃のうち、利用が多い7キロ以内の区間は改定率を抑える。知多新線と豊田線、羽島線、空港線の加算運賃は変更しない。駅移設に伴う特定運賃は廃止する。

特別車両料金も改定し、基本料金は450円、車内精算料金は500円とする。いずれも現行は360円。新設する名鉄ネット予約サービスでの購入による平日午前9時台〜午後4時台までと土休日の閑散時間帯割引料金は300円、中部国際空港駅発着は閑散時間帯割引料金を設定しない。