Stratolaunch、ヴァージン・オービットのボーイング747型機を取得へ 裁判所が承認

Stratolaunchは、経営破綻したヴァージン・オービットが保有する、ボーイング747型機を取得すると発表した。

飛行中の機体を用いた極超音速試験を実施する計画で、2024年には運用を開始する予定。取得によって試験能力を高め、政府や民間の顧客をグローバルにサポートできる能力を高められるとしている。

デラウェア州連邦破産裁判所から承認を得た。取得内容には機体のほか、関連部品を含んでいる。7月31日までに取得を完了する見通し。取得後にメンテナンスと改造を受ける。

5月13日にはタロンAビークル分離テストに成功しており、今年の夏の終わりごろには開発中のTA-1の試験飛行を行うことを予定している。

ヴァージン・オービットは、大分空港を拠点に、飛行中のボーイング747型機からロケットの打ち上げを計画していた。今年1月に打ち上げに失敗後、連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請し、事業を終了するとしていた。