エア・モルドバ、財政難に直面 銀行口座差し押さえ、一部便で欠航も

エア・モルドバ

エア・モルドバは、財政状況の問題により、4月12日に一部便の運航を取りやめた。声明によると、現在は運航しているという。

銀行口座が凍結されたため、キシナウ国際空港での空港サービス、航空機のリース料、4月12日に運航予定だった3便の燃料費を支払えなくなった。

銀行口座を差し押さえた債権者との間で合意したことから、通常通りの運航が可能になるとしたものの、航空券の払い戻し費用を保証するため、銀行から保証金の増額が求められているとしている。そのため、販売で得た資金の多くが使用できない状況だという。

イースター休暇で乗客数が増加していることから、サプライヤーへの支払いに充てることができるよう、一時的な保証金の減額を求めているものの、銀行が拒否しているとした。

エア・モルドバは、モルドバの首都キシナウを拠点とする航空会社。国営航空会社だったものの、2018年に民営化された。