エアバス、中国・天津工場にA320ファミリー組立ライン増設

エアバスは、中国・天津工場に2つ目のエアバスA320ファミリーの組立ラインを増設する。

中国の習近平国家主席の訪仏に合わせ、フランスのエマニュエル・マクロン大統領同席のもとで、天津保税区、中国航空工業集団協定との間で協定を締結された。エアバスは2026年までに、エアバスA320ファミリーの生産数を月産75機に増やすことを目指している。

また、中国航空器材集団とエアバス機160機の購入に関する一般条件合意書を締結した。このうち150機がエアバスA320ファミリー、10機がエアバスA350-900型機で、いずれもすでに発表されているもの。

エアバスによると、今後20年間で中国の航空輸送量は年率5.3%で成長することが予測されている。これにより、2041年までに、8,420機の旅客・貨物機が必要となり、今後20年間の世界全体の需要約39,500機の20%を占めることになる。