アパホテル、日本サッカー協会とスポンサー契約 2026W杯でシナジー効果、会員拡大狙う

アパホテルは3月1日、日本サッカー協会(JFA)とJFAナショナルチームパートナー契約を締結した。契約期間は2026年12月31日までの3年10か月。男子日本代表チームや女子日本代表チーム「なでしこジャパン」のほか、年代別日本代表、フットサル日本代表、ビーチサッカー日本代表、サッカーe日本代表と全カテゴリのチームをサポートする。

アパホテル&リゾート横浜ベイタワーで3月7日に開かれた会見で、アパホテルの元谷芙美子社長とJFAの田嶋幸三会長が契約合意書に調印した。

▲JFAの田嶋幸三会長(左)から契約合意書を手渡されるアパホテルの元谷芙美子社長

アパホテルは2009年から元日本代表選手をゲストに迎えたジュニアサッカー大会を定期的に開催するなど、サッカーを通じた社会貢献活動を行っている。ホテルチェーンがJFAとサポート契約を結ぶのは初めてで、元谷社長は「夢のような栄誉あること。白羽の矢を立てていただいた」と喜んだ。

アパホテルの元谷一志CEOは、ワールドカップでベスト8を目指す男子日本代表チームを引き合いに、「我々は世界19位の客室数。日本ではトップだが、世界ではまだ差がある。共に世界の極みを目指すという点で、ベクトルが同じ方向を向いている。話をいただいた時点で快諾しようと思った」と経緯を説明。契約によりユーザーを拡大させ、現在350万人を数える公式アプリ会員数を700万人まで引き上げたいとした。アパホテルは2016年にカナダのホテルチェーン「コーストホテル」を取得し、北米に約40軒を展開。2026年には北中米ワールドカップが開催されることから、「シナジーが十分に考えられる」とした。

契約締結記念としてアプリ会員を対象に、3月24日・28日に開催されるキリンチャレンジカップ・ウルグアイ代表戦、コロンビア代表戦の観戦チケットが当たるキャンペーンを実施している。応募期間は3月9日まで。