アムステルダム・スキポール空港、年間発着数を46万回に削減へ 航空会社らは法的措置へ

アムステルダム・スキポール空港

国際航空運送協会(IATA)と航空会社は、オランダ政府によるアムステルダム・スキポール空港の発着数の削減に、法的な対抗措置を講じると明らかにした。

すでに年間50万便に発着数を制限しているものの、11月からこれを46万便に減らすとしている。EUの空港での騒音関連の運航制限に関する規則に反し、シカゴ条約を無視するものとしている。

この規則では、影響を受ける当事者との協議を行い、地域住民や経済、環境などとのバランスを取ることで航空がもたらす経済的、社会的利益を確保し、減便は最終手段としてのみ実施することを求めている。オランダの航空産業では33万人が雇用され、300億米ドルの経済効果をもたらしていた。

スキポール空港はこの決定を支持しており、「必要な中間のステップ」とした。