山陽新幹線、一部区間で運休 車両の仕業検査失念

山陽新幹線

JR西日本は、車両の仕業検査を失念したことにより、山陽新幹線の一部区間で運休を行ったとしてお詫びを発表した。

走行中の「のぞみ12号」の仕業検査が未実施であることが判明したため、12月19日午前10時ごろ、山陽新幹線新神戸駅で運転を打ち切った。乗車中の約900名は、後続の「ひかり504号」に乗車した。

仕業検査は、列車として走行するにあたって、主要部分について外部より行う検査。新幹線は社内規程で、2日を超えない範囲で実施することと定めており、本来は12月18日に実施する必要があった。12月18日には大幅なダイヤの乱れが発生し、検査計画が大きく変更となっていた。博多総合車両所で当日仕業検査を施工すべき編成の確認が不十分で、検査の施工を失念したことを原因としている。

この影響で、上下8本で最大14分の遅延が発生し、乗客約3,800名に影響が出た。