最後のボーイング747型機、組み立てを完了 アトラス航空に来年引き渡し

ボーイングは、最後のボーイング747型機が、アメリカ・ワシントン州エバレット工場で組み立てを完了した。

新型コロナウイルスの感染拡大や市場の需要に対応し、2020年7月にボーイング747型機の生産を2022年をもって終了すると発表していた。

ボーイング747型機は、1967年に製造を開始し、1970年に初就航。これまでに1,574機が製造された。ボーイング747-8型機は全長76.2メートルで、現役の民間機で最長の機体。

2021年1月に、アトラスエア・ワールドワイド・ホールディングスがボーイング747-8Fを4機発注しており、最後に引き渡される顧客となる。当初は10月の受領を予定していた。塗装を施した後、2023年の早い段階で引き渡される。

アトラスエアは、ボーイング747-8F、ボーイング747-400F、ボーイング747-400LCF(ドリームリフター)などを保有する、世界最大のボーイング747型機の運航会社でもある。