ANA、成田の上級会員向け「Zカウンター」と国内線ラウンジ運用再開へ 軽食提供は廃止

全日本空輸(ANA)は、成田空港の「ANA SUITE CHECK-IN」(Zカウンター)と「ANA ARRIVAL LOUNGE」の運用を10月30日から順次再開する。両施設ともコロナ禍で2020年4月から一次閉鎖しており、再開は約2年半ぶり。

「ANA SUITE CHECK-IN」は11月1日に再開。2020年4月10日から閉鎖していた。国際線ファーストクラス利用者とANAマイレージクラブ(AMC)ダイヤモンドサービスメンバーの専用チェックインカウンターで、専属のコンシェルジュスタッフが常駐している。ANAによると、コロナ禍前は1日平均約400名が利用していたという。

再開後の運用時間はホノルル線の運行の有無によって異なり、運行日は午前7時30分から午後8時まで、非運行日は午前7時30分から午後6時30分まで。運行日は11月30日までが水・金・土曜の週3日、12月以降は木・日曜を加えた週5日となる。なお、閉鎖前に提供していたおしぼりサービスについては、感染症防止のため当面の間は休止する。

2020年4月9日から閉鎖していた「ANA ARRIVAL LOUNGE」は10月30日に再開する。国内線プレミアムクラスの出発時、国際線ファーストクラスまたはビジネスクラスの到着時および対象ステータスのAMC会員などが利用可能。定員は200名弱で、コロナ禍前は1日平均で午前約50名、午後約180名が利用していたという。

再開後の営業時間は国内線の出発ダイヤに合わせた午後2時から午後5時30分まで。他空港の国内線ラウンジのサービス基準と統一するため、閉鎖前に提供していたおにぎり等の軽食サービスは取りやめる。アルコール類やスナックは引き続き提供する。

ANAは「需要が戻りつつある。施設の運用を再開することでお客様の満足度を高めていきたい」としている。

▲11月1日に運用再開する「ANA SUITE CHECK-IN」(Zカウンター)の入口

▲11月1日に運用再開する「ANA SUITE CHECK-IN」

▲11月1日に運用再開する「ANA SUITE CHECK-IN」

▲10月30日に運用再開する「ANA ARRIVAL LOUNGE」

▲10月30日に運用再開する「ANA ARRIVAL LOUNGE」

▲10月30日に運用再開する「ANA ARRIVAL LOUNGE」