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万平ホテル、皇太子殿下のために作った料理を復刻
万平ホテルは、1960年に皇太子殿下のために作った料理を復刻した「ザ・クラシック ディナー」、「ザ・クラシック ランチ」を提供する。
旧万平ホテル役員の遺品整理の際に発見された、料理長を務めていた今井真一チーフによる古い手書きの献立簿が寄贈された。中には、当時の皇太子殿下のために作られた料理などが、フランス語や英語で詳細に記録されていたという。
材料の煮出しから漉しを丁寧に繰り返した、豊かな香りと黄金色に輝くコンソメを、卵豆腐の上に注いだ「ロワイヤルスタイルのコンソメスープ」と、鶏肉の食感が程好く感じられ、細かく刻んだニンジンと卵だけで、シンプルかつオーソドックスに仕上げた「英国風の鶏のテリーヌ」を用意した。
ディナーでは「ロワイヤルスタイルのコンソメスープ」と「英国風の鶏のテリーヌ」のほか、アミューズと温前菜、魚料理、肉料理、デザート、コーヒー・紅茶、ランチでは「ロワイヤルスタイルのコンソメスープ」のほか、冷前菜とスープ、魚料理、肉料理、デザート、コーヒー・紅茶を提供する。
料金はディナーが21,000円、ランチが9,000円。いずれも税・サービス料込み。10月1日から2023年1月3日(ディナーは2日)まで、登録有形文化財アルプス館の「メインダイニングルーム」で提供する。
万平ホテルは、2023年1月4日から2024年夏ごろにかけて、大規模改修・改築工事に伴い、営業を一時休止する。再開後の予約受付については決まっていない。