ドア横に声優のサインも ANA「鬼滅の刃じぇっと」3号機【フォトレポート】

全日本空輸(ANA)は、テレビアニメ「鬼滅の刃」とのコラボによる3機目の特別デザイン機「鬼滅の刃 じぇっと ‐参‐」(ボーイング777-200ER型機、機体記号:JA745A)の運航を10月3日から開始した。

3機目のイラストはアニメ制作会社「ufotable」による描き下ろしで、登場キャラクターの竈門炭治郎、煉獄杏寿郎、宇髄天元の躍動感ある姿が描かれている。機体を白地に塗装後、左側111枚、右側96枚、エンジン部分2枚の計209枚のデカールを貼り付けた。全体の塗装に合わせて、垂直尾翼はエアバスA380型機と同様、白地に青色で「ANA」の文字を入れたデザインになっている。塗装とデカールの貼り付け作業は8月30日から9月28日にかけ、重整備とあわせて台北で行われた。

客室は2019年11月に搭乗した新仕様で、プレミアムクラス28席、普通席364席の計392席。ヘッドレストカバーや客室乗務員(CA)のエプロン、ドリンク提供用の紙コップのデザインを刷新した。ヘッドレストカバーは竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助の着物や羽織の模様をモチーフにした束ね熨斗のデザイン。CA用エプロンは胡蝶しのぶをイメージし、蝶々柄の髪飾りのイラストが入っている。また、竈門炭治郎、煉獄杏寿郎、宇髄天元の3人による特別な機内アナウンスを放送する。

10月2日には成田空港発着の遊覧チャーターフライトを行い、3日からは国内線の定期便として運航している。16日までの14日間は固定スケジュールで、東京/羽田〜福岡・大阪/伊丹・札幌/千歳線を1日1往復ずつ、計6便に投入される。

▲機体左側に描かれた竈門炭治郎

▲エンジンカウルには作品のロゴマーク

▲機体左側に描かれた宇髄天元

▲垂直尾翼は白地塗装。青文字でANAのロゴが入る

▲機体右側に描かれた竈門炭治郎

▲機体右側に描かれた煉獄杏寿郎

▲L1ドア横には竈門炭治郎、煉獄杏寿郎、宇髄天元を演じる声優の花江夏樹さん、日野聡さん、小西克幸さんがサインを入れた

▲客室乗務員用のエプロンは現行の竈門禰豆子モチーフのものも併用する

▲「鬼滅の刃 じぇっと ‐参‐」用のヘッドレストカバー

▲デザインを刷新したドリンク提供用の紙コップ