ANAウイングス、客室乗務員が規程違反の飲酒 国交省が厳重注意

全日本空輸/ANA(ボーイング737-800型機)

ANAウイングスは、客室乗務員が運航規程に違反して飲酒していたことから、国土交通省航空局から厳重注意の行政指導を受けたことを明らかにした。

客室乗務員3人は乗務前日に飲酒し、このうち2人が運航規定で定められた飛行勤務開始の12時間前を超え、かつ飲酒量2単位を超えた飲酒を行っていた。1単位とは純アルコール20グラム、ビール500ミリリットルにあたる。

2人はそれぞれ、飛行勤務開始9時間5分前まで4.8単位、飛行勤務開始10時間35分前まで3.3単位の飲酒を行っていた。9時間5分前まで飲酒していた客室乗務員から、乗務前アルコール検査で数値が検出され、3回目の検査でも検知されたことから、乗務を認めなかった。3人は乗務前日の飲酒を会社に報告しなかった。

このため、規定に基づき最少客室乗務員を採用し、7月29日の岩国発東京/羽田行きANA632便を3名体制に変更して運航した。航空交通流制限の指示により出発は遅延したものの、この事象に起因した遅れはなかった。

ANAウイングスでは、「ANAグループとして、アルコール事案を再発させないための対策・文化の醸成を目指してさまざまな対策を推進している中、このような事態を再発させたことは、大変申し訳が無く、深くお詫び申し上げます。アルコール事案を再発させてしまい、行政指導を受けるに至った事実を真摯に受け止め、再発防止策を正しく機能させ、あらためて安全運航の堅持に努めて参ります」とコメントした。8月31日までに再発防止策をとりまとめ、国土交通省航空局に報告する。