東武鉄道、新型スペーシアの愛称を「SPACIA X」に決定 来年7月15日運行開始

Specia X(スペーシアX)

東武鉄道は、特急スペーシアの新型車両N100系の愛称を「SPACIA X(スペーシア エックス)」に決定した。2023年7月15日から運行を開始する。

愛称の決定にあたって、東武鉄道の日光・鬼怒川エリアへの輸送の代名詞としてお客様に長年愛されてきた「特急スペーシア」の伝統を維持・継承するとともに、新型車両に期待される役割を象徴した「X」の文字を加えることで、特急スペーシアの正統進化を想起させるものとした。車両エクステリアデザインにもモチーフとして取り入れた「鹿沼組子」をイメージした書体を新たに開発し、車両エクステリアデザインと統一性を持たせるものとしている。

4編成24両を導入する計画で、座席数は212席。日立製作所が製造する。多彩なシートバリエーションを用意し、コックピットラウンジにはカフェカウンターも設ける。沿線の事業者と開発した車内限定商品を用意し、クラフトビール「Nikko Brewing」とクラフトコーヒー「日光珈琲」、アペタイザー、スイーツも提供する。

浅草〜東武日光・鬼怒川温泉駅間を1日2〜4往復で結ぶ予定。浅草〜東武日光駅間の特急料金はスタンダードシートが1,940円、プレミアムシートが2,520円。コックピットラウンジ(1人・2人・4人用)、ボックスシート、コンパートメント、コックピットスイートは特別座席料金が必要となる。現行のスペーシアより特急料金は割高になる。