IATA、5G通信と航空機の安全な共存を政府に求める【#IATAAGM 2022】

国際航空運送協会(IATA)は、各国政府に対して航空業界と緊密に連携し、5G通信と航空機が安全に共存するようよう要請した。

携帯電話などによる次世代商用無線通信のため、5Gを利用可能とすることによる経済的な重要性を認識する一方、航空機や乗員、乗客の安全レベルを維持することは、各国政府の最優先事項の1つでなければならないと強調した。

アメリカでは、Cバンドの周波数帯で5Gサービスが展開されることで、航空機の計器に影響を与える可能性があることから、大きな混乱が生じた。2023年7月までに、既存の無線高度計を交換や改修するように求めてており、投資額や将来的な周波数環境に関する確実性が欠如していることに、深い失望を表明した。

IATAでは各国政府に、周波数の割当やオークションを決定する前に、航空機の安全性に影響を与えないことを証明することを求めている。