崎陽軒、品川駅の仮開業150年で記念弁当販売 品川駅社員が「ひょうちゃん」デザイン

駅弁製造の崎陽軒は、横浜市歴史博物館とのコラボで、「品川駅仮開業150年記念弁当」を販売する。

1872年10月14日の新橋〜横浜駅間の鉄道開通に先立つ同年6月12日に品川〜横浜駅間の路線が仮開業し、150周年を迎えることを記念したもの。仮開業当時、品川駅付近の東京湾で海苔の養殖が行われていたことを表現した「ちりめんじゃこと海苔のチャーハン」をはじめ、江戸名物のねぎま鍋をイメージした「ねぎま炒め」、江戸時代から東京の特産品とされていた小松菜とあさりを使った和え物などを詰め込み、品川・東京らしさを表現したという。

掛け紙は高輪築堤を走る列車が描かれた錦絵のデザイン。醤油入れの「ひょうちゃん」は、JR東日本の品川駅社員がデザイン原案を制作した。2種のうちどちらか1つが入っている。

6月10・11・12日の受け渡し限定の予約販売。予約は受け渡し日1週間前の午前10時から2日前の正午まで、崎陽軒のウェブサイトで受け付ける。期間中合計2,700個の数量限定。1,300円。

なお、横浜市歴史博物館で9月25日まで開催中の特別展「みんなでつなげる鉄道150年」では、崎陽軒が所蔵する初代ひょうちゃんの復刻版や、駅のホームで弁当を売り歩いていた「シウマイ娘」のレプリカ制服が展示されている。