東海道新幹線N700S、2026年度までに59編成体制へ 新造分はマイナーチェンジも

N700S J0

JR東海は、2020年にデビューした東海道新幹線N700Sについて、2023年度から26年度にかけて計19編成を追加投入する。

23年度に2編成、24・25年度にそれぞれ7編成、26年度に3編成を投入する計画。2022年度までに40編成の投入が発表されており、計画完了後は計59編成体制となる。

現行のN700Sでは、廃車された新幹線に使用されていたアルミの再生材を客室内の荷物棚に使用しているが、新たな車両ではこれに加えて車体の屋根部にも使用する。アルミの選別工程を確立することによって、車体材料として使用するための品質が確保されたことによるもので、再生アルミ部材が新幹線の車体に使われるのは初めてだという。これにより、車体に使用するアルミを製造する際のCO2排出量が1編成あたり50トン削減されるという。

また、車椅子スペースのコンセントの位置や多目的室の窓の位置も利便性向上のため見直される。