ワシントンホテル、32億6,100万円の最終赤字 2022年3月期

札幌ワシントンホテルプラザ

ワシントンホテルは、2022年3月期の業績を発表した。純損益は32億6,100万円の赤字だった。

2021年3月期は71億1,800万円の最終赤字で、赤字幅を圧縮した。期末時点の総資産は322億2,600万円、純資産は33億6,400万円で、自己資本比率は10.4%となった。

客室稼働率は35.5%だった。ワクチン接種者の優待サービスは約3.2万件の利用があったほか、喫煙室の値上げや、R&Bホテルの朝食有料化などにより、約1億1,500万円の増収効果も得られた。

アフターコロナでの販売経路の拡大を見据え、旅行代理店や法人への営業を強化し、121社と新規契約を締結したほか、会員制プログラム「宿泊ネット」には新たに43施設が加盟した。レベニューマネジメント強化のため、レベニューマネージャーを新たに配置した。

2021年11月には資本性劣後ローンによる資金著つアツを実施し、主力取引銀行を含む取引金融機関と2024年3月までの借入金元本の返済猶予について合意している。