オーストラリア、入国者に対する出発前検査を撤廃

オーストラリア政府観光局

オーストラリア連邦政府は、「新型コロナに関連するバイオセキュリティ緊急決定」を期限となる4月17日をもって失効させ、入国者に対する出発前検査などを撤廃すると発表した。

入国者に対する陰性証明書の提示のほか、クルーズ船の入港禁止措置などを終了する。引き続き、新型コロナウイルスワクチンの2回の接種証明の提示と、国際線搭乗中のマスクの着用は必要となる。

ポール・ケリー最高医療責任者による助言に基づいて決定したもので、高いワクチン接種率により、ウイルスの早期拡散による最悪な結果のいくつかを回避できたとした。

これまで、オーストラリアでは、バイオセキュリティ法に基づき、出入国する旅行者の管理や高リスク国からの到着便の一時停止、空港内での小売店の運営禁止などの措置を行っていた。