スピリット航空、買収提案のジェットブルー航空と協議開始

スピリット航空(エアバスA319型機)

スピリット航空は、買収提案を行ったジェットブルー航空と協議を開始すると発表した。

ジェットブルー航空はスピリット航空に対し、1株あたり33米ドルの現金取引で買収することを提案している。当初、スピリット航空は、フロンティア・グループ・ホールディングスとの株式交換と現金による買収を発表していたものの、契約に定められている「優れた提案」にあたる可能性が充分にあるとして、協議を決めた。

現段階では、ジェットブルー航空の提案が、「優れた提案」に該当するとは考えておらず、協議が取引につながることを保証するものではないとしている。取締役会は、フロンティア・グループ・ホールディングスとの合併契約を支持するよう、株主に勧告している。

ジェットブルー航空のロビン・ヘイズ最高経営責任者(CEO)は、「ジェットブルー航空はスピリット航空の最良のパートナーであると信じており、スピリット航空の取締役会と協力して統合を最終決定し、大手航空会社4社に対抗する、全国規模の低運賃の挑戦者を生み出し、利用者に低運賃と良いサービスを提供できることを楽しみにしている」との声明を発表した。