エティハド航空、エアバスA350-1000型機の運航開始

エティハド航空は、エアバスA350-1000型機(機体記号:A6-XWB)の商業運航を開始した。

初便は3月31日のアブダビ発パリ行きで、エティハド航空とエアバスの代表者、外交官、メディア、取引先、その他のVIPを含む代表団を乗せて、午前7時30分に出発した。

「サステナビリティ50」と名付けられた機体で、UAEの建国50周年と、2050円までに炭素排出量ゼロを目指す取り組みを象徴する塗装を施した。「サステナビリティ50」は、2021年にエティハド航空、エアバス、ロールスロイスとともに取り組んでいる。

アブダビをイメージした内装で、客席はスライドドア付きのビジネスクラス「ビジネススタジオ」44席、エコノミークラス327席の計371席を配置している。照明はアブダビのヤシの木が落とす影から着想を得たもので、自然な環境光を模しており、最適な睡眠環境や時差ボケの影響を軽減する設計とした。機内エンターテインメントシステム「E-BOX」にはダークモードを搭載し、Bluetooth接続を可能としている。

アラブ首長国連邦(UAE)の航空会社で、エアバスA350型機を運航するのは初めて。今後数か月で5機を導入する見通しで、第2四半期にはムンバイやデリーなどの短中距離路線、7月からはシカゴやニューヨークなどの長距離路線に投入する。

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