「まん延防止措置」全面解除後初の週末 ANA、3日間で約30万人の利用見込む

18都道府県に適用されていたまん延防止等重点措置が全面的に解除されてから初めての週末となった3月26日、羽田空港では家族連れや旅行客らで混雑する様子が見られた。

同日の全日本空輸(ANA)の国内線全体の予約数は9万人で、金・土・日曜にあたる、3月25日からあす27日までの3日間では計約30万人の利用を見込む。

ANAによると、3月25日から4月5日までの春休みシーズンの旅客数は、コロナ禍前の2019年同期比7割程度まで回復する見込み。行き先は九州・沖縄方面が特に好調だという。需要増への対応のため、同期間中に246便の臨時便を設定している。また、4月28日から5月8日にかけての大型連休期間中の予約状況も、3月26日時点で前年同期比約1割増と順調に推移。期間中は臨時便264便を設定している。

ANAの小山田亜希子東京空港支店長は「足元の状況は非常に明るい兆しが見えている」と述べ、まん延防止等重点措置の全面解除の方針が示された3月16日頃からさらに予約状況が上向いたと説明した。

日本航空(JAL)によると、2021年の同時期と比べて、約1.5倍の予約があり、好調だという。