ANA「鬼滅の刃 じぇっと」2号機が就航 羽田で「柱」と炭治郎らが共演

テレビアニメ「鬼滅の刃」とのコラボによる全日本空輸(ANA)の特別デザイン機「鬼滅の刃 じぇっと−弐−」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA608A)が3月26日、国内線に就航した。初便は東京/羽田午前7時発の広島行きNH671便で、羽田空港では主人公の竈門炭治郎ら「かまぼこ隊」を描いた「鬼滅の刃 じぇっと−壱−」(ボーイング767-300ER型機、機体記号:JA616A)との共演も見られた。

「鬼滅の刃 じぇっと−弐−」は、機体の左右にキャラクターの冨岡義勇や煉獄杏寿郎など、「柱(はしら)」と呼ばれる鬼殺隊の中で最も位の高い9人の剣士を描いたデカール機。片面60枚ずつ、計120枚のデカールが使われており、片面あたりのデザイン部分のサイズは縦約3メートル、横32メートル。デカールの貼り付け作業は那覇空港内のMRO Japanで3月12日から16日にかけて行われ、完成後の24日に現地でお披露目された。機内には1号機と同様に、主人公の竈炭治郎が纏う羽織の柄をイメージした緑の市松文様のヘッドレストカバーが使用され、客室乗務員は竈禰豆子の着物をイメージしたエプロンを着用してサービスする。メインキャラクター4人による機内アナウンスもある。

定期便投入に先立つ3月25日には成田空港発着の遊覧フライトが行われ、アニメファンなど195名が参加した。定期便初便となった26日は、2号機のNH671便が羽田空港の62番スポットに、大阪/伊丹行きNH13便に投入された1号機が61番スポットに入り、2機の「鬼滅の刃 じぇっと」が並ぶシーンが見られた。両便はともに午前7時発予定で、同時に出発するシーンが実現する可能性があったものの、NH671は午前7時5分発、NH13便は午前7時12分発とわずかに前後した。両便は横断幕を持ったグランドスタッフや整備士が見送られてそれぞれの目的地に向かった。

「鬼滅の刃 じぇっと−弐−」は3月27日から4月10日までは固定スケジュールで、東京/羽田〜広島・松山・大阪/伊丹線をそれぞれ1日1往復する。また、3月27日のANA671便(東京/羽田発広島行き)、ANA674便(広島発東京/羽田行き)、ANA592便(松山発東京/羽田行き)、ANA38便(大阪/伊丹発東京/羽田行き)の4便では記念品として、「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」限定オリジナルメモ帳をプレゼントする。