京都駅地下街「ポルタ」飲食店街、3月25日刷新オープン 観光客依存解消で普段使いしやすく

JR西日本グループの京都ステーションセンターは、京都駅前地下街「ポルタ」の西エリア飲食店ゾーンをリニューアルし、3月25日にオープンする。

重複業種を整理し、肉類・海鮮等の欠落業種を新たに拡充し、ディナー利用やテイクアウトニーズに応える。リニューアルは西エリア飲食店ゾーンの全24軒が対象となるが、そのうち東側12軒を第1期改装区画、西側12軒を第2期改装区画としている。エリア全体は京都らしさが感じられる環境を演出し、共用通路の床面には石畳を表現するなど、京の町並みに見られる小さな路地をイメージした造りとする。

3月25日に開業する第1期改装区画は、うどん、ラーメン、焼き鳥、お好み焼きなど手軽に食事や「ちょい飲み」ができる専門店のほか、「夜飲み」に強い居酒屋・バル業態の店舗を集積した。新店舗は、焼鳥「正起屋」、鉄板焼き「お好み焼はここやねん」、ラーメン「どうとんぼり神座」、寿司「ニューすしセンター」、ビアバー「クラフトビアマーケット」、居酒屋「ワビスケ」、韓国料理「韓国酒場コッキオ」、カフェ「みのりカフェ」の8軒。

第2期改装区画は「ハレの日等にもう少しゆっくりと食事やお酒をお楽しみいただける区画とする」予定。5月上旬の着工、夏頃の開業を予定している。

京都ステーションセンターによると、ポルタの飲食店はこれまで、国内外から訪れる観光客への依存度が総じて高く、観光客に人気の麺類など一部業種への偏りがあるなど、地元の利用者が「普段使いしやすい飲食店ゾーンとは言い難い面」があった。今回のリニューアルでは、観光客だけでなく地元の利用者が毎日利用できる飲食店ゾーンを目指すという。