常磐線浪江駅でバナメイエビを養殖 実証実験開始

JR東日本とJR東日本スタートアップ、ARKは、常磐線浪江駅で陸上養殖の実証実験を、2月22日から開始する。

ARKが開発する、閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」を用いた、再生可能エネルギーを使用した陸上養殖の実証実験を行う。システムの設置後、3月中旬からバナメイエビの稚魚を入れてスタートする。まずは鉄道敷地内での陸上養殖の生育状況、飼育したバナメイエビの出荷方法やシステム稼働の安定性を実証する。

小型閉鎖循環式の陸上養殖システムでは、駅などあまり大きなスペースを有していない場所でも養殖が可能となり、無人駅などを新たな産業拠点とすることが出来るとしている。今後、震災復興を進める福島県浜通り地区の漁港や、沿線自治体と連携するなど、新たな地場産業の創出を目指している。列車での荷物輸送によるエキナカでの販売も視野に入れる。