JAL、初の「SDGs債」を発行 機材更新で脱炭素進める

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日本航空(JAL)は、航空業界として世界で初めて、「トランジションボンド」を発行する。JALとして初の「SDGs債」の発行となる。

脱炭素社会への移行に資する取り組みを資金使途として発行する社債で、調達金額は200億円。燃費性能の高いエアバスA350型機やボーイング787型機への更新への新規投資や既存投資のリファイナンスに充てる。発行時期は3月で、発行年限は5年と10年。発行額はそれぞれ100億円。

JALグループでは、二酸化炭素排出量の少ない最新鋭機への更新や、持続可能な航空燃料(SAF)の使用拡大により、2050年の排出量実質ゼロを目指している。

ストラクチャリング・エージェントは三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券、主幹事証券会社は2社に加えてみずほ証券、BofA証券、野村證券。