ANA、「鬼滅の刃じぇっと」で遊覧チャーター 成田から“刀”のルートで飛行

全日本空輸(ANA)は1月30日、アニメ「鬼滅の刃」のキャラクターを機体に描いた特別デザイン機「鬼滅の刃じぇっと−壱−」を使った周遊チャーターフライトを成田空港で実施した。

「鬼滅の刃じぇっと−壱−」は、ボーイング767-300ER型機(機体記号:JA616A)の機体側面に、キャラクターの竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助を描いたデカール機で、片面あたりのデザイン部分のサイズは縦約3メートル、横32メートル。デカールは片面60枚ずつ、計120枚を貼り付けた。

貼り付け作業は1月21日から28日まで8日間かけた。29日に羽田空港の格納庫でお披露目され、成田空港への空輸のため、ANA9002便としてきょう30日午前10時8分に羽田空港を出発。午前10時45分に到着した。

遊覧チャーターフライトはANAマイレージクラブ(AMC)会員限定ツアーとして募集し、186人が参加。倍率は約3倍だった。チャーター便は、ANA2020便として午後0時28分に出発し、午後0時43分にA滑走路を離陸。航空機の位置情報を追跡できる「RadarBox」によると、離陸後の同便は北に針路を取り、岩手・秋田・宮城の3県にまたがる栗駒山上空付近を通過後に北東方向へ。岩手県宮古市上空付近で折り返して成田空港に戻る、刀の形をイメージしたルートを飛行した。

機内では、プレミアムクラス利用者には食事、普通席の利用者には軽食を提供。また、搭乗証明書と記念品に加え、ANAの国内線機内で子どもを対象に配布しているコラボメンコの18種コンプリートセットが配られた。

チャーター便は午後2時30分頃に成田空港に戻り、その後夕方頃に羽田空港へ再度空輸する予定。あす1月31日からは国内線の定期便に就航する。初便は午前7時25分東京/羽田発、福岡行きのNH241便。その後2月15日までは毎日、東京/羽田〜札幌/千歳・大阪/伊丹・福岡線を各1往復する固定スケジュールで運航する。

▲羽田空港からの空輸で成田空港に着陸する「鬼滅の刃じぇっと−壱−」

▲成田空港に到着した「鬼滅の刃じぇっと−壱−」

▲チャーター便として成田空港を出発する「鬼滅の刃じぇっと−壱−」

©KG/S, A, U

▲チャーターフライト向けに用意されたヘッドレストカバー

©KG/S, A, U

▲チャーターフライトを終えて成田空港に戻った「鬼滅の刃じぇっと−壱−」

▲刀の形をイメージしたチャーターフライトの飛行ルート(RadarBoxより)

▲参加者に配布された記念品