カタール航空、エアバスA350型機の塗装劣化問題で声明 4月の審理開始を歓迎

カタール航空は、エアバスA350型機の塗装劣化問題に対し、ロンドンの高等裁判所による審理が4月に行われるとの決定を歓迎する声明を発表した。

カタール航空によると、エアバスA350型機21機の運航を停止しており、欠陥は表面的なものではなく、航空機の避雷システムの露出と損傷、下地の複合材構造を湿気や紫外線にさらすもの、複合材の割れや機体の一定の割合におけるリベット周辺の損傷が含まれているとしている。

声明でカタール航空は、「エアバス社が徹底的な調査を行い、根本的な原因究明を特定した上で、提案された修理案が航空機の継続的な耐空性を損なうリスクがないことを確認する必要がある」として、追加で納入を予定している機体の引き渡しを拒否した。

エアバスによる、50機のエアバスA321neoの受注契約取り消しについては、カタール航空は契約の義務を遵守していることを確認しているとした。

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