JHAT、HIS子会社のGo To不正に関与か 高額商品券付きプランでも物議

JHAT

エイチ・アイ・エス(HIS)子会社のミキ・ツーリストとジャパンホリデートラベルによる、Go To トラベルキャンペーンの補助金不正疑惑で、ホテル運営会社のJHATの関与が浮上しているとの報道に対し、JHATは「事実と異なる」との声明を発表した。

JHATは、予約者や企業がそれぞれの利用目的で宿泊する前提で行った予約であり、「現にご利用を頂いたものですので、ご予約全てが宿泊実態のないものであったかのような印象を与える報道は事実と異なる」とした。

JHATでは、Go To トラベルキャンペーン事務局からの問い合わせには全面的に協力しており、11月には個別案件ごとに指示、指導通り対処することを報告しているとしており、「適正な運用に引き続き協力する」としている。

JHATは、2018年6月に設立。HISやアコーディア・ゴルフで社長を務めた平林朗氏が代表を務めている。東京や京都で、hotel MONday、GATE STAY、ICI HOTELなどのブランドのホテルを運営している。本社はHISと同じ、東京・港区の神谷町トラストタワーに置いている。

JHATをめぐっては、ラオックスの高額商品券付きのGo To トラベルの割引対象プランを一部旅行会社が販売。その中には、平林氏が社外取締役を務めていた旅工房も含まれていた。旅工房は、1泊あたり11,900円が”儲かる”プランも販売しており、物議を醸した。