ワールド航空サービスの雇調金不正受給疑惑、特別調査委員会が中間報告まとめる

ワールド航空サービス

ワールド航空サービスの雇用調整助成金不正受給疑惑を調査している特別調査委員会は、中間報告をまとめ、公表した。

調査委員会では、ワールド航空サービスが故意に、雇用調整助成金支給要項で定義される不正受給と評価されるかは、現時点で明らかにないとした一方で、「あまりに杜撰な管理体制であったことは否定し得ない」とした。

これまでに、雇用調整助成金を4億5,384万円、緊急雇用安定助成金を336万円支給されている。6月分以降は支給保留となっている。このうち、雇用調整助成金の1億7,750万円程度が、事実に反する申請に基づき需給したと推認した。一方で、緊急雇用安定助成金は、教育訓練にかかる動画39個を概略確認したところ、不適切であったとは認めがたいと結論づけた。

ワールド航空サービスでは、「中間報告書の内容を検討するとともに、最終報告書を受領するまで、引き続き調査に全面的に協力してまいります」としている。