山形新幹線「つばさ」、来春から全車指定席に 特定特急料金を設定

山形新幹線 E3系

JR東日本は、山形新幹線「つばさ」を2022年春から全車指定席で運転する。

現在は7両編成のうち、指定席5両(うち1両グリーン車)、自由席2両で運転されているが、自由席車両は最繁忙期を中心に混雑が著しく、座席を確保するために長時間並ぶ不便さなどが課題となっていたという。6月に「えきねっと」がリニューアルし、指定席の予約サービスが拡充されたことから、2022年春から「つばさ」の全列車を全車指定席とする。

合わせて、山形新幹線と秋田新幹線で特急料金体系を変更する。指定席特急料金はこれまで、新幹線・在来線区間をまたがって利用する場合、各区間の座席指定料金相当額を合算していたが、直通方向の利用に限り、新幹線区間のみの料金(通常期の場合530円)とする。また、「つばさ」の在来線区間には、座席指定なしの特定特急料金を新設する。