離日した元バニラエア「JA01VA」、羽田に“一時帰国” 「データの確認が必要になった」

JA01VA

元バニラエア機で、リース期間の終了に伴い11月6日午後に離日したエアバスA320型機(機体記号:JA01VA)が同日夜、羽田空港に戻ってきていたことがわかった。

JA01VAはANAホールディングス(ANAHD)がAWASとのリース契約で導入し、傘下のバニラエアで運航されていた機体。2020年1月からは全日本空輸(ANA)に移り、バニラエア時代の普通席180席の客室仕様のままで今年上半期頃まで運航された。その後、同機はリースバックのため機体の塗装を白色に塗り替えられ、11月6日午後2時30分頃、羽田空港から経由地のソウル・仁川国際空港に向かった

航空機の位置情報を提供する「Flightradar24」によると、同日午後5時頃に仁川国際空港に到着。次の目的地に向かうと見られていたが、同日午後8時頃に羽田空港に向けて出発。午後10時頃に到着した。

ANAによると、「安全性に関わる事象ではなく、運航の計画に使うデータの確認が必要になり引き返すことになった」という。確認が終わり次第、再度日本を離れると見られる。

▲ANA時代のJA01VA

▲11月6日に羽田空港を出発したJA01VA