ANAのボーイング787型機就航10周年、岡山空港では放水アーチで歓迎 グッズ販売も

全日本空輸(ANA)は10月31日、東京/羽田〜岡山・広島線で、ボーイング787型機の定期便就航10周年フライトを実施した。

定期便として初投入した路線の1つである東京/羽田〜岡山線では、東京/羽田発のANA653便と岡山発のANA656便にボーイング787-8型機の初号機(機体記号:JA801A)を投入した。

ANA653便は、羽田空港の58番スポットを午前10時29分に出発し、岡山空港の1番スポットに午前11時51分に到着した。折返しのANA656便は、岡山空港を午後0時45分に出発し、羽田空港の62番スポットに午後1時55分に到着した。両便の乗客には、搭乗証明書やステッカー、「スターウォーズジェット」が描かれたフリクションペンなどの記念品を配布した。

岡山空港では、ANA653便の到着に合わせて、消防車による放水アーチを実施し、就航10周年を祝った。また、「空のお土産マーケット」として、ANAグッズやボーイング787型機のモデルプレーンなどを販売。購入金額に応じてステッカーもプレゼントした。1階のコンビニでも、お菓子や飲み物、オリジナルステッカーを詰め合わせた787円のセットを用意した。

新型コロナウイルスの感染拡大後、東京/羽田〜岡山線はエアバスA321型機を中心とした小型機を投入している。直近、ボーイング787-8型機を投入したのは1月1日から5日にかけての1往復で、約10か月ぶりの乗り入れとなった。

ANAは2004年4月、ボーイング787型機のローンチカスタマーとして50機を発注。2011年9月25日にアメリカ・エバレット工場で初号機を受領した。同年10月26日には世界初の営業便として、東京/成田〜香港線のチャーターフライトを運航。同年11月1日の東京/羽田〜岡山・広島線で定期便に初就航した。現在は787-8型機36機、787-9型機38機、787-10型機2機を保有しており、今年9月末時点の累計運航便数は国内線15.3万便、国際線15.9万便にのぼる。就航10周年は、あす11月1日に迎える。