アメリカン航空とゴル航空、提携強化 独占的コードシェア、出資や取締役派遣も

アメリカン航空/ゴル航空

アメリカン航空とゴル航空は、パートナーシップを拡大するための趣意書を締結した。

アメリカとブラジル市場で独占的な共同運航(コードシェア)を実施し、ブラジルの20都市以上、アメリカの30都市以上へのアクセスを提供する。マイレージプログラムでも上級会員に対して相互に、チェックインやセキュティチェック、搭乗で優先サービスを提供するほか、受託手荷物許容量の増加、ラウンジの利用、優先座席の指定などの特典を提供する。

また、アメリカン航空は、ゴル航空が発行する優先株式2,220万株を2億米ドルで取得し、取締役1名の任命権を得る。出資比率は5.2%となる。

アメリカン航空は、1942年からラテンアメリカへ路線網を展開しており、ダラス/フォートワースやマイアミ、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディから、ブラジルやリオデジャネイロなど南米17都市へ運航している。アメリカとブラジル間では、10年間で1,400万人以上を輸送しており、他のアメリカの航空会社の2倍以上に達するという。ゴル航空は、ブラジルの63都市へネットワークを広げている、ブラジル最大の航空会社。

いずれも、最終的な契約の締結や規制当局の承認が必要となる。

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