大雨被害の中央線「あずさ」は再開 「しなの」運休、辰野支線再開見込み立たず

大雨の影響で被災した中央線は、一部区間不通が続いている。

JR東日本は、塩尻~辰野経由~岡谷駅間の中央東線(辰野支線)の運転を当面見合わせる。運転再開の見込みは立っていない。川岸〜辰野駅間では、線路に土砂が流入している。その他の同社長野支社管内の路線は運転を再開した。特急「あずさ」など、中央東線の特急列車も運転する。

JR東海は、大雨による被災状況を明らかにした。中央西線の南木曽〜塩尻駅間で17日以降も運転を見合わせている。このうち、長野県内の倉本〜上松駅間、木曽平沢〜贄川駅間では土砂流入が生じ、信号設備も損傷していることから、全線運転再開には相当な期間を要する見込みとしている。運転再開日は決まり次第発表する。なお、古虎渓駅での土砂流入は復旧し、17日始発から運転を再開した。

特急「(ワイドビュー)しなの」は、当面の間全列車が運休する。この運休に伴い、JR東日本は、篠ノ井線の塩尻〜長野駅間で臨時列車を運転することにしている。

飯田線は、宮木~辰野駅間の横川橋梁の橋脚等が損傷したため、伊那松島~辰野駅間で運転を見合わせている。こちらも全線運転再開には相当な期間を要する見込みとしており、運転再開日は決まり次第発表する。