ヴィスタラ、東京/羽田〜デリー線開設 787-9で週1往復

インド・デリーを拠点とするヴィスタラは7月7日、東京/羽田〜デリー線を開設した。

ビジネスクラス30席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス248席の299席仕様のボーイング787-9型機を使用し、東京/羽田発は木曜、デリー発は水曜の週1往復を運航する。所要時間は東京/羽田発は9時間15分、デリー発は8時間20分。東京/羽田発の往復運賃は総額90,099円からとなっている。当初は6月16日の開設を予定していたが、直前に延期となっていた。

デリー発の初便となるUK83便(機体記号:VT-TSD)は現地時間7日午前3時頃に出発し、日本時間同日午後2時18分に羽田空港A滑走路(R/W34L)に着陸、同24分に144番スポットに到着した。

ヴィスタラは、インドの財閥系企業タタ・サンズとシンガポール航空の合弁会社TATASIA Airlinesのブランド名。2015年1月に初就航し、現在はエアバスA321neoやボーイング737-800型機などでインド国内線と国際線を展開している。昨年2月に国土交通省から外国人国際航空運送事業の経営許可を受けたことに伴い、同年から日本航空(JAL)などとの共同運航(コードシェア)による日本への乗り入れを開始した

新型コロナウイルスの爆発的感染が続いているインドからの航空便をめぐっては、オーストラリアやオランダなどの一部の国が乗り入れを禁止している。4月には、ヴィスタラのデリー発香港行きのフライトで、50人以上の乗客から新型コロナウイルスが確認されたことも話題となった。

ヴィスタラ▲144番スポットに到着後、141番スポットに移動したヴィスタラのボーイング787-9型機

■ダイヤ
UK84 東京/羽田(17:50)〜デリー(23:35)/木
UK83 デリー(03:00)〜東京/羽田(14:50)/水