ジェットブルー航空、エアバスA321LR型機を受領 新客室仕様「Airspace」導入

ジェットブルー航空は、エアバスの新客室仕様「Airspace」を単通路機として初めて導入した、エアバスA321LR型機を受領した。

13機を発注していたうち最初の機体で、今年後半にもロンドン路線に就航するなど、大西洋横断路線に導入する。

ビジネスクラス「Mint」24席、エコノミークラス114席の計138席を配置している。ビジネスクラスは2月に発表された、ドア付きの個室でフルフラットとなる新シート。エコノミークラスは横幅が広く、座席形状を工夫することで膝下に余裕をもたせたほか、「Even More Space」シートは座席間隔を約5インチ広くした。また、容量無制限の無料Wi-Fiの利用も可能で、ライブTVのほか、座席のモニターでエンターテインメントの視聴や、食事の選択ができる。電源はAC電源とUSB-C電源を備える。

ジェットブルー航空は、1999年に設立。現在は200機以上のエアバスA320型機とエアバスA321型機を保有し、57機のエアバスA321neoを含む、約70機を発注している。

エアバスA321LRは、前世代の競合機と比べて30%燃料削減と、騒音を50%削減を実現した。航続距離は最大7,400キロで、大西洋横断路線のほか、ニューヨーク〜パリ線、北京〜ドバイ線、シンガポール〜シドニー線、東京〜クアラルンプール線などのこれまでの単通路機では不可能だった路線への就航も可能になる。標準座席数は、2クラス最大206席、モノクラス最大244席。