札幌駅の商業施設「パセオ」、2022年9月で営業終了 北海道新幹線工事で

札幌駅

札幌駅総合開発は、北海道新幹線の札幌駅部分の工事に伴い、商業施設「パセオ」の営業を2022年9月30日をもって終了する。

北海道新幹線の新函館北斗〜札幌駅間は、2030円度末の開業を目指して工事を進めており、新幹線高架橋建設工事や耐震補強工事などにより、2022年12月以降にパセオ全域で影響を受けることから、営業の継続は困難であると判断した。

パセオは、札幌駅の高架化に合わせて、国鉄民営化後第一号の大型ショッピングセンターとして、1989年7月に第一次開業、1990年1月に全面開業した。2003年にはJRタワーが開業、2010年から1年半かけて大規模なリニューアルを実施していた。名称は、スペイン語の「散歩道」に由来している。2020年3月末時点で193店舗が出店し、2019年度のショップ売上高は約203億円に及ぶ。