キハ261系5000番台「ラベンダー編成」、5月8日デビュー 北海道が導入支援

JR北海道は、定期列車や観光列車などに使用できる多目的車両「キハ261系5000番台」の第2編成「ラベンダー編成」の運行を5月8日に開始する。

特急「北斗」や「とかち」で使用している「キハ261系1000番台」特急気動車をベースとして、インテリア・エクステリアデザイン等を変更して新造したもの。5両編成のうち、2〜5号車は普通座席車で、全席にコンセントを設置。1号車はボックス席や物販カウンターなどを設けたフリースペース車両となっている。

導入は2編成。外観は両編成とも北海道を代表する花のカラーリングとした。第1編成は「はまなす」編成で、2020年10月に運行を開始している。第2編成はラベンダーカラーとなり、1号車のフリースペースは「ラベンダーラウンジ」と名付けられている。

デビュー日は5月8日。初日は臨時列車「HOKKAIDO LOVE! FURANO号」として、札幌〜富良野駅間を1往復する。往路は富良野線経由、復路は根室本線経由となる。

5月中旬からは土休日に定期特急列車として道内各方面で運行する。現在のところ、5月15日・16日の特急「オホーツク1号」、「大雪4号」、5月22日・23日の特急「北斗6・19号」、5月29日・30日の特急「おおぞら3・8号」への充当が決まっている。

なお、北海道はJR北海道に対して観光列車用の車両導入について支援を検討しており、同社によるとこの「ラベンダー編成」が対象となる予定だという。

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