1泊1,400円で、しかも“大浴場”完備のホテル、それが「PARK INN」【はんつ遠藤の大阪・西成C級ホテル探検(5)】

部屋は公称で3畳一間(バストイレ共同)。とはいえ、奥にちょっとした板の間があったり、手前の入口には靴が置ける玄関があるゆえ、実質はもっと広く感じた。

もしかしたら、前回が1.5畳だったから無意識のうちにそれと比較してしまい、広く感じているのかもしれない。何事も、経験することは大切だ(汗)

とはいえ、窓側の障子は破けていたりと、マイナスポイントも存在する。まぁ、泊るのには支障は無いのだが。ちなみに、前回と同様、エアコンは無い。

だが、驚いたことに部屋には浴衣が置かれていた。さらにテレビも。ちなみにタオル、歯ブラシ、シェーバーは無い。

コンセントがひとつしか無い点もマイナスポイントだが、電源タップを持参しているので問題は無い。ノートパソコンやスマホの充電程度なので、複数同時使用でも安全であろう。

また、収納スペースはクローゼットになっていて、簡易なハンガーがたくさん吊り下がっているのにも驚いた。せっかくなので浴衣に着替え、布団を敷いてくつろいでいると、狭いながらもちょっとした温泉旅館にいるような錯覚すら覚えた。

さらに無料Wi-Fiも飛んでいる。僕は楽天モバイルの楽天UN-LIMITに加入していて、このホテルの場所も楽天回線エリア内なので特に必要が無いが、Wi-Fiがあるのは嬉しい方が多いだろう。

それはさておき、館内設備である。

各フロアにはステンレスの流し台、そしてガススタイルの”ゴトク“が、ひとつ。トイレも各フロアごとにあるようで、至って普通の清潔度。

その時、僕は「あれ?」と思った。事前情報では「トイレがとても清潔」と、どこかに書いてあったのだ。もしや!と思い、僕は階段を降りつつ、各階のトイレを探索した。

すると、2階と5階のトイレがリニューアルされており、まさにとても清潔!ウォシュレットすら無いものの、この綺麗さは特筆ものというか、昭和的なホテルゆえに違和感すら覚えるほどだ。

次はバスルーム。1階にあるそれは「大浴場」と書かれていた。

1か所のみなので、男性が午後5時~9時、女性が午後9時~10時と、時間帯で男女が分かれている。午後10時以降や翌朝などはシャワーのみ使用可とのこと。「大浴場」にはロッカーなどは無く、カゴが置かれているスタイル。

そして、また驚いたことに、この低価格にも関わらず、きちんと大きめの浴槽があった。そして洗い場も3か所+シャワー1か所という、なかなかの広さ。石鹸やシャンプーも完備。

ちょうど他の宿泊者が誰も来なかったので、ゆっくりとバスタイムを堪能。ドライヤーも備え付けであり、まさに至れり尽くせり、だ。

ほかにも館内にはさまざまな設備があった。自動販売機(アルコール&ソフトドリンク)、冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトル。洗濯機こそ無かったが、パソコンまで設置されていたことに、またまた驚いた。

そうこうしているうちに、時刻は午後8時すぎ。そう、緊急事態宣言中である。そんな中、西成や周辺の居酒屋はどうなっているのか?僕はとても興味津々で、街へと繰り出してみた。

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