東北新幹線、全線復旧に10日前後 常磐線などで臨時列車設定

JR東日本は、2月13日午後11時8分頃に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震により、東北新幹線の新白河〜古川間の設備に大きな被害が確認されたとして、全線の運転再開に10日前後かかる見込みであることを発表した。

同区間では2月14日時点で、電化柱の折損、スラブ軌道の突起部損傷、駅構内の漏水、高架橋サイドブロックの損傷、高架橋柱の損傷などの被害が確認されているという。

現在は那須塩原〜盛岡間で運転を見合わせており、全線の運転再開までには概ね10日前後を要する見込み。余震や新たな被害の発生、復旧作業の状況により、全線運転再開の時期が前後する場合があるとしている。

全線の運転再開まで、首都圏から仙台方面に向けては、常磐線での臨時列車運転、秋田方面に向けては羽越本線での臨時列車を運転する。また、高速バス事業者や航空会社に協力を要請しているという。