夕張リゾート、破産手続き開始決定 負債総額約5億円

夕張リゾート マウントレースイ

北海道夕張市で、ホテルマウントレースイやマウントレースイスキー場などを運営する夕張リゾートは、2月1日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けた。

1月28日付で申し立てが受理されていた。破産管財人は坂本・松田法律事務所の松田大剛弁護士。帝国データバンクによると、負債総額は約5億円。

同社は旧夕張駅前のホテルマウントレースイやマウントレースイスキー場をはじめとして、ゆうばりホテルシューパロ、合宿の宿ひまわりなど複数のホテルを運営していた。

北海道内での新型コロナウイルス感染者数増加や、年末年始のGo To トラベルキャンペーン休止で、採算がとれる見込みが立たず、客の安全確保も困難となったことから、マウントレースイスキー場は今シーズンの営業を取りやめ、3つのホテルともに冬期の営業を取りやめることを発表していたが、事業継続が困難になった。