中野サンプラザなど、建て替えへ 28年度竣工予定の再開発計画決まる

東京都中野区は、中野サンプラザや中野区役所などを含む、中野駅新北口駅前エリアの再開発事業を担う事業者を選定した。大ホールやホテル、商業施設などを含む、野村不動産らの計画が選ばれた。

野村不動産やJR東日本などが参画する、採択された再開発計画の提案書では、最大7,000人収容の大ホールやホテルを構える「NAKANOサンプラザ」を核に、オフィスや商業施設、レジデンスが入るシンボルタワー、スカイデッキなど、敷地全体を「NAKANOサンプラザシティ」として構成する。施設の竣工は2028年度末を予定している。

商業施設は、現在建設中の中野駅駅ビルと一体的な運営をするとしている。なお、中野駅の新駅舎や南北通路は、2026年開業予定となっている。

中野サンプラザは、1973年に全国勤労青少年会館として開業。現行のコンサートホールの収容人員は2,222人。新しいホールはこの約4倍の収容人員となり、首都圏でも最大級の収容人員となる見込み。