JR西日本、岡山エリアで鉄道荷物輸送スタートへ 伯備線で実証実験

JR西日本は、在来線の普通列車を活用した荷物輸送の事業化に向け、1月29日から伯備線で実証実験を開始する。

荷物輸送はJA晴れの国岡山、ヤマト運輸と連携し、岡山支社管内で実施を検討。備後地域の地産品を在来線の定期列車に積載して輸送し、輸送先で販売することを計画している。1月29日から開始する第1弾の実証実験では、車内や運送手順の安全性などを確認するため、配送用の箱のみを備中高梁駅から岡山駅まで伯備線の普通列車で運ぶ。第1弾の実験は数回程度実施する予定。次回以降は実際に農産品を輸送し、駅での販売ニーズについても調査するとしている。

旅客列車での荷物輸送をめぐっては、JRグループではJR東日本が新幹線や特急列車を活用した地産品輸送の本格化を進めているほか、JR九州などもトライアルに乗り出している。