三重県など、「空飛ぶクルマ」ルート策定に向け実証実験 伊勢湾をショートカット

中日本航空 ベル430

中日本航空、名古屋鉄道、ANAホールディングスは、三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験を行う。

「空飛ぶクルマ」は、電動・垂直離着陸型・自動(無操縦者)など、身近で手軽な空の移動手段として、現在、世界中で機体や各種関連技術開発が進められているという。

今回実証実験が行われる三重県志摩市~中部国際空港間は、伊勢湾を迂回する必要がある地上交通の場合、高速道路を利用しても約2~3時間を要するが、空を使った移動では約20分と大幅に時間を短縮することができる。この実証実験を通して、県などは、ルート飛行における法令や手続きに関する課題の抽出、空港や場外離着陸場における利便性確認に取り組みたいとしている。

実施日は1月13日と14日(予備日は1月27日と28日)で、各日1往復が予定されている。