JR北海道、2021年春に特急・快速エアポートなど減便 宗谷線などで18駅廃止

JR北海道は、2021年春のダイヤ見直しの内容を発表した。

札幌~函館駅間を結ぶ特急「北斗」は、上下の最終列車2本の運転をとりやめるほか、2本を閑散期の平日に年間30日程度運休とする。札幌~旭川間では、特急「カムイ」4本を土休日運転とする。旭川~網走駅では、特急「大雪」4本を閑散期の平日に年間50日程度、旭川~稚内間では、特急「サロベツ」2本を同じく30日程度運休する。

通常の車両編成も見直し、特急「北斗」は指定席車両を2両減らして計5両に、札幌~釧路間の特急「おおぞら」は指定席車両を1両減らして計5両とし、利用状況にあわせて増結する。

札幌圏では、普通列車7本の運転をとりやめ、朝晩の快速エアポート6本と普通列車7本を土休日運休とする。さらに、札幌圏以外でも普通列車13本の運転を取りやめる。

一方、学園都市線の一部列車を北海道医療大学まで延長する。また、H100形電気式気動車30両を室蘭・宗谷・石北線に投入し、所要時間を短縮する。特に、宗谷線では、廃駅による時間短縮と合わせ、最大31分速達化する。

そのほか、宗谷線の12駅をはじめ計18駅を廃止し、18駅を自治体による維持管理に移行する。また、根室線の音別駅を無人駅とする。

今回のダイヤ見直しにともない、年間約6.2億円の経費削減が見込めるという。