京急、来春改正で終電繰り上げ 最大30分程度

京浜急行電鉄(京急)は2021年春のダイヤ改正で、平日の終電時刻を最大30分繰り上げると発表した。

対象は大師線を除く各線。品川駅基準の下り方面では、三浦海岸行きが約18分、京急久里浜行きが約30分、金沢文庫行きが約21分繰り上がる。これにより、京急蒲田や京急川崎までは約17分、逗子・葉山までは約16分、浦賀までは約14分、羽田空港第1・第2ターミナルまでは約2分終電時刻が早くなる。

時刻繰り上げによる混雑防止のため、終電前に列車増発などダイヤの適正化を検討するとしている。なお、土休日ダイヤは現行通りとなる。具体的なダイヤ改正実施日については、2021年1月頃に発表するとしている。

新型コロナウイルスによる深夜帯の利用状況の変化や、夜間の保守作業時間確保と労働環境の改善を踏まえたもの。京急の発表によると、10月平日の午前0時台以降の深夜帯における乗車人数は、コロナ禍前の昨年同時期に比べて約40%減少。また、保守作業等の時間は終電繰り上げにより約30分拡大するという。