JR東海、定番を避ける「ずらし旅」CM放映 本木雅弘さん起用

JR東海 ずらし旅

JR東海は、「ひさびさ旅は、新幹線!~旅は、ずらすと、面白い~」キャンペーンの一環として、俳優の本木雅弘さんを起用したテレビCMを9月26日から放映する。

同キャンペーンは、定番の目的地や時間帯、行動をずらして旅行に出掛ける「ずらし旅」を提案するというもの。「ずらし旅」によって普段の旅とは違う新たな発見ができ、結果的に人混みを避けることで感染症拡大防止にもつながると紹介している。

現在は特設サイトで様々な「ずらし旅」プランを紹介しており、今般、本木さんを起用したキャンペーンのテレビCMを制作。本木さんが実際に「ずらし旅」に出掛け、新たな旅の魅力を楽しむ様子を描いている。CMは「伊勢神宮編」「京都編」「大阪編」「静岡編」「東京自転車編」「東京タワー・横浜編」の6種類。9月26日から関東・関西・静岡・名古屋地区で放映する。

都内ではCM発表会が開かれ、本木さんとJR東海の金子慎代表取締役社長が登壇した。本木さんは「ずらし旅」について、「今の世の中に必要なコンセプト」とコメント。シェアサイクルでの街巡りに新鮮さを感じたというエピソードなどを紹介し、「不自由さを受け入れてポジティブなことに変えていくことが求められる中、『ずらす』という発想で別の感情が生まれてくるのを実感できると思う」と語った。

JR東海 ずらし旅

▲「ずらし旅」のアイディアを語る本木さん

「ずらし旅」のアイディアを問われた本木さんは、「メンバーずらし旅」を提案。「例えば家族旅行なら、全員で旅をするのも楽しいが、父と娘の旅とか、きょうだいだけで出掛けるとか」と説明し、「普段言えないことが言えたり、新しい側面を知ったりできるのではないか」と話した。

金子社長は「京都によく行く」としたうえで、紅葉の時期をずらして青もみじの時期に行くことを提案。京都市内の青もみじスポットとして、東福寺や天龍寺を紹介した。

CM放映に合わせてJR東海は、「ずらし旅」のアイディアを募集するキャンペーンを展開。9月25日からTwitterで10月25日まで応募を受け付けている。また、特設サイトでは各業界の著名人らが提案する「ずらし旅」プランも紹介している。

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▲CM発表会の後半では、特設サイトでもプランを紹介している「ずらし旅アドバイザー」3人が登場し、本木さんにプレゼンテーションした。(左2人目から)グルメタクシードライバーの岩間孝志さん、ライターのかのえかなさん、ライターのヨッピーさん

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▲JR東海の金子社長(左)と本木さん