シンガポール政府観光局、ビジネスイベント再開に向けた指針発表 まずは50人から

シンガポール政府観光局は、今後数ヶ月以内にビジネスイベントを安全に再開するため、「セーフ・ビジネス・イベント・リスク管理フレームワーク(Safe Business Event Framework)」を策定した。

参加者が50人までのビジネスイベントを安全に再開させるためのフレームワークで、シンガポールのMICEセクターの企業によって策定された。まずは、8月と9月に開催予定の2つのイベントで試験的に実施し、それぞれ50人がオフライン、約1,000人がオンラインで参加する予定だという。

イベントの主催者はイベントの開催にあたり、(1)イベント参加者の移動の各段階における感染制御対策、(2)群集密度の制限、(3)個人間の密接な接触の制限、(4)安全で清潔な環境の確保、(5)新型コロナウイルス感染症に関連する緊急事態への備えの5つの措置を講じる必要がある。

シンガポール政府観光局とシンガポール企業庁、業界団体のSACEOSは、(1)新しいイベントの安全対策のためのクラス最高の基準の確立、(2)デジタル機能に焦点を当てた機敏なビジネス・モデルの構築、(3)ポスト・コロナの世界における専門家育成のための道筋の策定といった内容の「業界レジリエンス・ロードマップ」を発表しており、イベント主催者が安全なビジネスイベントの再開と持続可能な回復プランを計画できるようにする。

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