飯田線、復旧まで約3か月 高山本線は7月20日から一部除き運転再開

飯田線被害状況

JR東海は、令和2年7月豪雨の被害で不通となっている高山本線と飯田線の復旧見込みを発表した。

7月14日時点で、高山本線は土砂流入などにより飛騨萩原〜高山間が不通となっている。このうち、飛騨萩原駅~飛騨小坂間と渚~高山間は7月20日始発までに運転を再開できる見込み。飛騨小坂~渚間は電気設備が損傷しており、復旧のめどは立っていない。特急「ワイドビューひだ」は、名古屋~下呂間と高山~猪谷間で本数を減らして運転を再開している。

また、水窪〜平岡間が不通となっている飯田線は、小和田〜中井侍間で発生した斜面崩壊の復旧を行っているが、運転再開までは約3か月を要する見込みだという。全線復旧まで、特急「ワイドビュー伊那路」は全列車が運休する。